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スタッドレス交換と足回り整備グリスアップ [ハイエース]

先日、タイヤ上野さんから送っていただいたタイヤ
いよいよ取付しました。

ヨコハマタイヤ ジオランダーIT-S 195/80R15 107/105 LTタイヤです。
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製造も2015年ピカピカです
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製造日の読み方
タイヤの刻印 YYY4315 とありますが、コレが製造年の記載箇所です
読み方は最後の2桁は西暦の下2桁 2015年を表します。
43は43週目ですね。
1カ月が5週間とすると43週は9月頃の製造ってことですね。

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タイヤサイズの見方は上記のとおり
断面幅(㎜) / 扁平率(幅に対する高さの割合ですね %) タイヤ構造記号(Rはラジアル) リム径(インチ) ロードインデックス(単輪/複輪) スピード記号ですね。

ロードインデックスは以下の表で耐荷重求めます。乗用車タイヤをはめる方、ハイエースにあったロードインデックスのものをつけないと破損の原因になります。
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この場合、単輪なので975キロですね。複輪はトラックとか、一部のキャブコンのようなダブルタイヤですね。

そしてスピード記号は
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このタイヤの場合、最高時速は120キロとなります。
 
因みに、同じ ジオランダーIT-Sの乗用車用はロードインデックス96 なので710キロ スピード記号Qなので最高速度160キロですので、全然違うものになります。
ちなみに、ハイエースバンの車両総重量は3000チョイ。で行くと、ロードインデックスは750キロは必要なので車検はNGですね。車検どころか積載量によっては危険です。
私のワゴンGL4WDは架装前は2,630キロ だから657.5キロを満たせばよい。この場合のロードインデックスは94(670キロ)以上でないとNGですね。(実際には架装してあるので車検証で個別確認が必要)
乗用車タイヤを選択される方、ロードインデックスには注意しましょう。
また、ハイエースは重たいエンジンがフロントにあり、架装やリアへの積載によりフロントトリアで荷重が違うため余裕を持った計算も必要です。自分の車の車検証の車両総重量÷4じゃ心もとないです。

今回購入したタイヤですが、LTタイヤですが、タイヤパターンはSUV用と同じ
よくあるLTタイヤの単調なパターンとは大きく異なります。
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微妙にブロックの角が切られていたり
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左の角が斜めですよね

表面に近いほうとそうでない方が色が違ってたり
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センターブロックは根元までギザギザがついてたり
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方向性(ローテーション)の指定のあるタイヤです。
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ホイールもガンメタ塗装され、前回記事にしたように塩害防止策がとられています
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ナット部分の未塗装部分を比べると塗装が良くわかりますよね

もちろん車検対応ですよ!
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JWLマークは国交省が定めた軽合金製ディスクホイールの技術基準(品質・性能)を満たしたことを自ら検査し自主認定した印です。 JWLは乗用車用 JWL-Tはトラック、バス用ですよね。ハイエースはバンベースであれば後者、ワゴンベースなら前車ですが、ワゴンも貨物用タイヤがついてますし、重量もありますから安心なのは貨物用ですね。ただし、これはあくまでも自主検査です。
VIAはそれを第三者である自動車用軽合金製ホイール試験協議会の規定に基づき、一般財団法人日本車両検査協会が検査し基準に合格したことを確認し登録されたホイールに表示されてるんですね!偽装もなくVIAがあると安心です。尚、ともに国内規格ですので、念のため…。


ちなみに、今回もしっかり梱包されてましたよ。
梱包にはいつも大きなバスタオルが使用されてますが、このバスタオルで、ワックス拭いたり、オイル交換などに便利です。個人でウエス買うと大量に来すぎるので大判バスタオル4枚は大変助かります。
新品バスタオル買うのはもったいないし。。。
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ラップでグルグルに保護されてます。
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ホイールは前回ご紹介した KAZERA
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さぁ、タイヤ交換に移りますね

交換したタイヤ、前のスタッドレスのテッチンホイールに比べると、重量測るの忘れてましたがかなり軽くなり、腰には優しくなりました。

さて、タイヤ交換時は、せっかくホール外しますからブレーキのチェックもしましょうね。
ブレーキパッドの残りチェック
内側と外側を見ます。
内側は横の小窓から見ます。(画像は横向きになってます。文字いれたので、回転させずそのままにします。)
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ココですよ
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この画面に見えるグリスニップルのようなものはブレーキフルード交換時のエア抜き用です。ここには絶対グリースを入れないようにしましょう。リアにも同様のものがあります。
ブレーキフルード交換時にこのネジを緩め、ここからブレーキフルードをあふれさせることによりエアを抜くものなので…。

外側は表面から目視
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7万キロ走っているのに、まだまだパッド残ってます。って言うかほとんど減ってない!
コレだと当分どころか、10万キロまで恐らく大丈夫。

リアはドラムを外さないと点検できないので、サイドブレーキ解除してドラム外しますが、通常ほとんど減りません。
フロントのパッドの残り具合からすると恐らく減ってないと思われるので今回はパス
本当はパッドのカスがドラムにたまるので掃除したり、デフのオイルシールの状態とか、ブレーキキャリパのシール確認すべきなんですが…。

ブーツも点検します
ドライブシャフト(内側、インナーとも言います(ピンク)と外側、アウターともいいます(赤))とステアリングブーツ(緑)の破れを点検します
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破れてたらベアリングが逝くと高くつくので即交換です。
比較的素人でも簡単にできます。
(ご興味のある方は先日のミラのステアリングブーツ交換記事をご参考頂けたらと思います。
http://kon-diet.blog.so-net.ne.jp/2015-06-28
ドライブシャフトブーツは分割式だと簡単にできます。特に四駆でローダウンされている方要注意です。)

ブレーキの他にも、足回り グリスアップ
今回はちゃんとグリスガンで圧入します。

グリスの注入箇所はコチラ
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まずはオイル補充ネジを外して、グリスニップルに交換
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これでグリスガンでいつでもグリスを補充できます。
外すネジは
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こちらと
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コチラ

グリスニップルはトヨタの純正品もありますが、今回はホームセンターでまっすぐのものと、角度がついたものを購入し交換しました
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グリスニップル取付後
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グリスガンに蛇腹グリスを装着
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ここにグリスの蛇腹をねじ込みます
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あとはグリスガンの先にチューブ(フレキシブルホース)をつけグリスが出るまでポンプアップし空気を抜いてやります。
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画像はチューブをつける前

この様に接続しグリスを圧送
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左下に見えてるのがグリスガンの先。底から出てるのがフレキシブルチューブですね。

グリスガンのフレキシブルホースの取り付け方は グリスニップルにまっすぐ押し付ければ自動でロックします
外す時は傾けてまわせば外れます。

グリスガンで、ブーツの端から古いオイルが出て入れ替わるまで、ガンガン押して新しいグリスを入れます。
アッパーのマウントはグリスを入れる前はこんなにつぶれてます
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入れた後の画像は撮り忘れました。ブーツが大きなります。

グリスを入れるとこの部分から古いオイルが出てきます。
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但し、アッパーのブーツ(3枚目)はジャッキアップしてると古いグリスは出てきませんので、ジャッキから降ろすとグリスが溢れてきます。あまりたくさん入れるとブーツ劣化してるとグリスガンの圧力でブーツを破っちゃいます。って言うか、それぐらいで破れるまで劣化してたら交換した方が良いですね。

ちなみに、純正で入ってたグリス、使用に伴いブーツから漏れ汚れてます。これが正常な状態です。
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だからグリスの補充が必要です

そのあと、下回り洗浄しシャーシブラックと錆チェンジャーで保護しました(詳しくはまた後日記事にします)
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ブレーキホースの右のフレームにはDIYでノックスドールのオートプラストーン塗ってます。
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その他、防錆対策や、下回りの錆 補修しましたのでそれは後日記事にします
取付中の画像、後ろは比較のため夏タイヤのままです
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両者の比較
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16インチの65と15インチの80です
タイヤの厚みの違い測ってみました
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スタッドレスはタイヤの厚み約13.5㎝

夏タイヤは
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10.7㎜ やはりかなりタイヤが大きく見えますね。ダサイ…
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215と195の差もこんなにあります
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交換には、せっかくタイヤ上野さんが締付トルクまで書いた紙を入れてくれてたのでトルクレンチ使用しました。
トルクレンチ 締め付けトルクは100なので本体の100のメモリにダイヤルの0を合わせます。
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ここでダイヤルの5を合わせたら105になります
ちなみに使用しないときはメモリは最小に合わせ、柄の後ろのダイヤルも開放しましょう。
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このダイヤルですね。
トルクレンチは精密機械なのでトルク調整の最後の締めだけに使いましょう。
緩めるときは一般のレンチで、締める時もある程度までは一般のレンチ、最後の一押し程度をトルクレンチにしましょう。


この様にカチッと音がしたら締め付けトルクですのでOKです。

尚、画像は左手でカメラを構えているので片手で回していますが、かららず左手は先端部分に添えて、工具に無理な力がかからないようにします。
またナットは対角線上で締めて行きましょう。

ちょっと動画はやりすぎですね。
優しく閉めてカチッというとやめます。

タイヤの溝 12㎜
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プラットホーム(写真の部分)からの溝6㎜でした。
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さて、どのくらいでちびるかこれから見て行こうと思います。


そうそう、装着画像 暗いですがこんな感じでタイヤが太いので16インチ65の夏タイヤと比べるとちとダサイですがなかなかイケてます
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乗り心地も、手で触ると山がつぶれる柔らかさを持ちながらもフニャフニャ感が驚くほどありません
夏タイヤに近い感じです。そこそこスピード出してカーブ曲がっても全く不安なし。
会社のダンロップや今年新品に替えたブリザックとは大違いです。
風切音もこれまでのスタッドレスに比べるとほとんどありません。
なかなかいいタイヤの予感です!
交換は71,500キロ さて、どうなることやら。これからちび方などレポートします。
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サトル

初めまして!。
いつも楽しく拝見しています。
空気圧はどれくらい入れていますか?。

私も夏16インチ、冬15インチ履いており、それぞれ空気圧は夏4.0、冬3.8入れておりますが、イマイチこれでいいのか確信が持てません(汗)。

ちなみにタイヤはTOYO H20とブリザック969です。
by サトル (2015-12-20 06:44) 

オジジ

さすがBanさん 
タイヤ交換だけでは済まさずに(大好きな)ニップル交換&グリスアップまで完了ですね
タイヤの表層部の色違いは何ですかね
もちろん材質が違うんでしょうね
サイプが深いのである程度減るまで腰砕けにならないように表層部を少し固めの材質にしたんですかね??
by オジジ (2015-12-20 08:24) 

バロンパパ

今までのブロックパターンに比べていかにも効きそうなかんじですね。ホイールもいけてますよ 私なんか純正のホイールにスタッドレスなのでださくて・・・しかしながら スタッドレス・純正タイヤ(車検用)・ナスカー(アルミ) 3セットもあると保管も大変です
banさんは 夏タイヤやスタッドレスタイヤの保管のとき何か特別なことしてらっしゃるのでしょうか?
by バロンパパ (2015-12-20 08:42) 

三姉妹パパ

おはようございます。
ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの
交換作業だけで終わらせず
同時にニップルを取り付けてグリスアップしちゃうなんてさすがですね♪
グリスガンは会社に捨てるほどあるので
ちょっと借用して春先ノーマルに戻すときに
今回の記事を掘り起こして実践して
みたいと思います。
今回も勉強になりました♪
by 三姉妹パパ (2015-12-20 10:39) 

bankerkon

サトルさん はじめまして
コメントありがとうございます。
空気圧、私は燃費向上のため高めにしてます。
夏はフロント3.75 リア3.25 もしくは フロント4.0 リア3.5にしてます。
冬は空気圧低いほうが接地面積が増え、効きが良くなるのでメーカー指定の フロント3.5 リア3.0です。
乗り心地、かなり違うし、その時その時で変えてます。
空気圧高くすると燃費は延びますが、はねて乗り心地わるくなりますからね。

by bankerkon (2015-12-20 22:27) 

bankerkon

オジジさん こんばんは
大好きなニップ〇つけちゃいました。
グリース入れてやると車はご機嫌ですからね!
タイヤは接地面というか、サイドウォールが固いタイヤみたいですね・。
だからスタッドレスのフワフワ感ありません。良いタイヤです
しかし、この色の違いは気になりますね。
by bankerkon (2015-12-20 22:32) 

bankerkon

バロンパパさん こんばんは
やはり、タイヤの保管は直射日光ですかね。
日の当たらない軒下で、さらに遮光カバーをかけて保管してます。
バロンパパさんのスタッドレスは車検対応じゃないんですか?
純正タイヤ ヤフオクで売っちゃいましょう!
3月ごろの夏タイヤからの履き替えシーズンだと高く売れますよ。
by bankerkon (2015-12-20 22:35) 

bankerkon

三姉妹パパさん こんばんは
グリスアップ やはり大切だと思います。
昔は、自動車屋さんが勝手にグリスアップしてましたが、最近はディーラーに車検出してもグリスアップなんてしてませんからねぇ。
こうしたちょっとしたメンテが後々響くんですよね。
ドライブシャフトなどの駆動系にも注入したかったのですが、サービスホールがない様でした
最近の車はメンテフリーなんですよね、

by bankerkon (2015-12-20 22:39) 

TAKE

最近の車は
各部の寿命設計が行き届いてるのか
メンテ用のニップルなんか皆無ですよね

暇が出来たらショックの点検がてら装着したいです
by TAKE (2015-12-20 23:01) 

bankerkon

TAKE さん おはようございます。
そうなんですよ。グリスニップル無いですね。
ただ、グリス穴は有るってことは、やはり注入を前提にしてますよね。
最近は格安車検も増え、車検で整備という感覚も薄れ、グリスアップも聞かないし。
しかし、足回りにはあるこの穴。プロペラシャフト等には無いんですよね。
実はコスト削減ですかね?
by bankerkon (2015-12-21 06:51) 

まさみるく

ジオランダーのトレッドパターン、効きそうな感じのパターンですね。我が家もスタッドレスを探していて、乗用車タイプを念頭に今年新作のアイスガード5プラスかなーっと候補に考えてたところです。っがバンさんの記事にて心揺れ揺れになってます。笑

今年は雪不足もあり、また雪のある地方に行くことも無いかもしれないので、1年後の購入も見据えて、いろいろ参考にさせていただきます。

ちなみに195-80の標準サイズをチョイスしたのには何か理由があるのですか?
by まさみるく (2015-12-22 00:03) 

bankerkon

まさみるくさん こんばんは
ジオランダーですが、タイヤのゴムがとてもやわらかいので、パターンもありますがよく効きそうです。(今年は暖冬で試すチャンスがありませんが…)
乗用車タイプ、確かによく効きますがその分耐久性が劣りますので…。
特にうちは四駆なので止まらなくなることはあっても走らなくなる(動けなくなる)ことはまずないので…。止まらなくなるほどは粗い運転はしないし…。(と、言いつつ雪道でも結構なスピードは出しますが…)
止まる時は、注意して運転しとけば大丈夫ですし、そもそも、そこそこ止まりますし。二駆だと、上り坂とかで止まると性能の良いスタッドレスじゃないとスタートできなくなりますから。
ただ、ジオランダー柔らかいし耐久性がイマイチそうです…。
標準サイズをチョイスした理由は…
ズバリ
①価格が安い! 16インチより15インチの方が安いですから。(しかし、乗用車用よりはしっかりした作りのLT用が高い)
②LTタイヤが欲しかった!
耐荷重の問題、耐久性の問題からLTが欲しかった。一方で夏タイヤのようなCタイヤがスタッドレスにはありませんので…。(215/65R16は私の知る限りLTがありません)
以上が純正サイズ装着の理由です。
by bankerkon (2015-12-22 22:07) 

バロンパパ

banさんおはようございます。
我が家は、純正のタイヤにデイトナを装着しており スタッドレスに
純正ホイールを装着しています。錆さびですがデイトナに純正タイヤを付けたまま売却するのもおしくて手元においております。次回のスタッドレスタイヤの購入のときにデイトナに装着しようかな~なんて思っていましたが、banさんのいかしたホイールを拝見してしまったらアルミと同時購入も大いにありですよね セット価格ならお得ですよね また世界のタイヤ上野さんにお世話になりそうです。(その節はおせわになりました)
by バロンパパ (2015-12-23 07:55) 

bankerkon

バロンパパさん おはようございます。
そうでしたね!思い出しました。
ヤフオク、タイヤ交換時期なら高額売却できますし、買い替えもありですよ!
デイトナ、重量がわかりませんが純正ホイールからアルミに替えて軽くなり、腰の負担が減りました!
何れにせよ、シーズン前の注文が良いみたいです。
by bankerkon (2015-12-23 10:21) 

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