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フロント側ドライブシャフトからのオイル漏れ トランスファ エクステンションハウジング オイルシール交換 とオイル交換 [ハイエース]

久々のハイエースネタです。

世間は連休。
bankerkonもカレンダー通りの休日ですが、ディーラーも共販も閉まっていて部品を急に手に入れることが出来ませんが、比較的重たい整備を行うにはゆっくりできるので連休を利用して気になる部分の修理を行いました。

以前、リア側のドライブシャフトオイルシール交換をしましたがフロント側も滲んできたのでオイルシールの交換をしました。
https://kon-diet.blog.ss-blog.jp/2023-03-19

経年劣化もあるのでしょうが、モノタロウで買ったモリブデン添加剤を入れたためモリブデンの効果がありすぎて浸透しすぎて漏れたのではないかと推察しています。
画像12.png

旧車に化学合成オイルを入れるとの同じですね、性能が良すぎてコレもオイル漏れします。

さて、今回手配した部品は二つ
画像1.png
オイルシール287円 部品番号  90311-37003
とトランスファエクステンションハウジングデフレクター574円 部品番号 33325-28020
どちらもモノタロウの10%オフの日に買ったので消費税分安くなりました。
ディフレクターは上手に外して変形しなければ再使用可能ですが、安いので買いました。
整備書には再使用不可となっています
IMG_20240420_123437310_R.jpg
連休中の作業でディーラーも共販も閉まってるのであらかじめ用意しておきました。

このほか、センタートランスファーのオイルを抜いて作業するのでギアオイルを交換します
41N+DIv5njL._AC_.jpg
オイルの目上りが激しいので、安めの純正オイルを使用しました。
コチラは購入時はアマゾンで2,300円でしたが、今はかなり高騰しているようです。
安かったので4リットル缶を買いましたが、使用するのは1.3ℓなので3回分あります。
ちなみに、フロントとリアはハイポイドギアオイルなので兼用不可です。特にリアはLSD付きなので。
リア用を使うという方がいらっしゃいますがどうなんでしょうね。

これとドレンのガスケット2つ
90430-18008 129円

これが必要な部品です
デフレクターはこんな感じ
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オイルシール
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使用する工具は
アンダーカバー12ミリのレンチ
ドラシャが14ミリのスパナ
スタビを外す用のレンチ 14ミリのレンチ
トランスファーのドレンボルトが21ミリのレンチ
ギアプーラー
トンカチ
シール外し用にマイナスドライバー
オイル注入用に100均のドレッシング入れ(灯油ポンプでもOK)
異形ソケット(SSTのかわり)
DSC01780_R.JPG

以上です。

さて、それでは作業に入りますが、車体の下にもぐりますので、巨漢のbankerkonはそのままでは潜れないため、ブロックに前輪を載せ車高を上げます
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画像は一段ですが、前にブロック2段積んで片側に計3個のブロック積んでブロックに載せて作業しました。リジットラックに載せたほうが早そうですがジャッキ重いしブロックが転がってたので…。

交換前ですが、画像ではわかりにくいですがオイルが染みています。
実際には長距離走行後はしずくがついてました
IMG_20240420_114959520_R.jpg

アンダーカバーを取り外しますが、アンダーカバーに毛がついてたので動物が寝泊まりしてたのだと思います。
田舎あるあるです
で、奥にあるプロペラシャフトの付け根を外します
IMG_20240420_115058573_R.jpg

その時に、フロントのスタビを外さないとドラシャが外せませんので、アンダーカバーとスタビを外します

その後、センターデフ(トランスファー)のオイルを抜きます
青丸の部分がドレンと注入用の穴ですが、DIYの鉄則でオイル交換の定番で必ず注入口から開けてください
ドレンを先に開けて、注入口が開かないなんて悲劇は笑えませんから
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この辺りから手が汚いので画像が一気に減ります
いきなりドラシャが抜けています
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まずはフロント側を外しますが、ドラシャにはバランスがあり、取り付けたのと同じ位置に取り付ける必要があるのでマーキングします
青いマジックで線が引いてあるのがマーキングです。
新社組み立て時のピンクのマーキングも見えます

前側のボルト4本を外すとドラシャは前に引くと抜けてきます
DSC01796_R.JPG

デフレクターがあるとシールが外せませんのでデフレクターを外しますが、トンカチでコンコンしても外れそうですがギアプーラーではずすと楽に外れます
DSC01800_R.JPG
こんな感じでオイルがにじんでますね
DSC01801_R.JPG
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シールの裏側にマイナスドライバーをひっかけ、縁を支点にてこの原理で外します
簡単に書きましたが、ここが一番大変な作業です
DSC01778_R.JPG
画像のようにシールの中には金属部品が入っており簡単に外れません
本当はギアプーラーに似たSSTがあるのですが持ってないので、ドライバーや内張外し、トンカチ、ペンチ等を駆使して外しました。
外すのに30分以上かかりました。

外れた画像ですが、ドライバーの支点にした部分がべこべこに凹んでます
DSC01805_R.JPG
ただし、ここが凹んでも全く問題はありません

シールの挿入は異形ソケットがあれば簡単です
画像のようにぴったりはまるので
DSC01808_R.JPG
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このまま押し込んでソケットをトンカチでたたき、均等に押し込みます
ここで気を付けるのは均等に入れてやることです
そうでないと後からオイルが漏れてしまいます

で、これまたサクッと完了
DSC01790_R.JPG

せっかくアンダーカバー外したのでオイル交換もしてきました。
オイル交換は通常の下抜きですが、前回のオイル交換時にドレンボルトを磁石付きに変えておきました
磁石にまるでデフのボルトみたいな黒いゴミがついてます
DSC01809_R.JPG
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ウエスで拭くと真っ黒
磁石の有効性が確認できました。
こういう汚れをフィルターで除去してるんですねぇ
今回は120,000キロでのオイル交換になりました。
我が家のハイエース大活躍です。

きれいに掃除して取付し終了しました
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画像はありませんが、センターデフのボルトも注入口、ドレンともに磁石がついてこのように真っ黒になっています。

久々のハイエースネタでしたが画像が少なくあまり参考になりませんでしたね…。

コメント(2) 
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コメント 2

ひでき

こんな大掛かりな作業ができ脱帽ものです!
by ひでき (2024-05-02 09:35) 

bankerkon

ひできさん こんばんは
ドラシャ外すの大変そうに見えますが意外と簡単なんですよ、
下にもぐるのが大変なぐらいで…。
あと、4輪上げるとプロペラシャフトが手で回すと自由に動くので、好きな位置でボルトとナット外せるので外すのが楽ですが、上げずに作業するとドラシャの4本のボルトとナットそれぞれに工具が入る場所で車を止めないと外せないのが大変なことですかね
たかだか数百円のシール交換に万札飛ぶのも悔しいし、まぁいじるのも楽しいのでやっちゃいました。
by bankerkon (2024-05-07 21:25) 

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