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牽引二種免許取得記② 広島運転免許試験場の巻 一発受験の方必見 [日記]

それではいよいよ、実技試験に移ります。

前回記事にしました通り、10月11日午後の試験コースは3コースでした
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12時のコース解放を待って、コースを歩いて覚えます。

コースに降りるとすぐ試験車の車庫があります。
大型二種用バスの隣に、牽引試験車があります。いすゞのフォワードです。
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日野のトラックの方が乗用車ライクで乗りやすくて好きです。ふそうはトラックって感じで、いすゞもトラックってで、荷を積んだから快適ですが、この試験車は空荷でも比較的乗りやすかったですね。
ブレーキもエアブレーキですが、バスのブレーキみたいにそんなにカックンしませんし…。
ちなみに、エアブレーキの攻略法は踵をマットに着けて踏むとカックンなりにくいです。
その点大型車の一部やバスの様なオルガンペダルが良いですよね。何もしなくても踵がつきますし…。
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オルガンペダルが楽ですが、試験車は中型なので残念ながらアクセルのみがオルガンペダルです。


試験車の左右はこんな感じです。(試験車車庫は立入禁止です)
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後に書きますが、平ボディなので良く見えるイメージですが、アオリが邪魔で良く見えません。
特に私は自動車学校で練習したのがアオリのない運転免許練習用特別仕様車でしたから…。
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ちなみに、大型を受けた時は4トンロングのアルミで練習したので見えなくても平気だし、昔トラック乗ってた時はアルミで後ろなんか見えないし、今みたいにカメラなんてないからミラーで普通に運転してましたので、私の場合ここはあまりハンデになりませんでした。
一発試験行く方で事前に自動車学校で練習する方、この点の注意が必要かもしれません。
また、実は40フィートコンテナ用の牽引車乗ったことがあるのですが、試験車は運転免許試験用のオリジナル車でトラクターとほぼ全長が同じ、実用性がまったくない超ショートなトレーラーです。
ショートだとどうなるか…。挙動がかなりクイックです。特に真っ直ぐバックには細かい動きがわからないと至難の業です。海コンみたいに悠長な動きしません。キャンピングトレーラーもクイックなんでしょうね。オーバーハングもありますし。
この試験車、ショートボディですのでほんとバックは難しいです。

更に、試験車は中型車ですがけん引免許試験はすべてこの中型試験車で行われます。
ちなみにけん引免許は普通免許があれば受験可能です。だから普通免許しか持ってなくても、試験場内なので免許なしで乗れますから中型サイズのこの試験車で試験します。
普通車しか乗ったことない人には、この点のハードルが大きいですね。
これは、公認の自動車学校に行っても同じです。どこも中型車での教習になります。教習時間は12時間ですが、その間に車に慣れて、けん引に慣れる必要がありますね。ですから普通免許のみの方は一発試験はほぼ無理だと思います。(旧普通免許の中型8トン限定だと、3トン車や4トン車で練習すれば車のサイズには慣れると思います)
尚、キャンピングトレーラー限定のけん引免許も受験可能ですが、その際は車両持込にての試験となります。


さて、コースの紹介に移りましょう。
コースの数字が画像の位置です。
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発着点です。3、4、5番の発着点からのスタートになります。
私の場合は一種の時も二種の時もともに4番からの発着でした。
ちなみに、試験開始時間の13時半を過ぎると(実際には14時前ぐらいかな)牽引の試験車が車庫から出てきて試験官の運転で外周を回り始めますので、車庫から出たら発着場に移り指示を待ちます。

発着場で待っていると、試験官から、最初の横断歩道までは試走ですとか、方向変換の内容についてとか試験についてのこまごまな説明があり、説明後乗ってくださいと指示があります。
画像①
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乗りこむときは①周囲の状況を確認するため車の後方から運転席側に周り、②途中で車の下をのぞき込み車の下を確認、③車の前も覗いて確認した後で、ドアのところに戻り、④後方を確認しドアを開け車に乗り込みます。(指定前教習の時にはそこまでしなくても良いと言われましたが、2種の教本にあったし、大型受けた時もそうしたので、印象が大切ですしやりました)

乗車してからすぐに①ドアをロックし名前を告げよろしくお願いしますと挨拶しますと、どうぞ準備が出来たらはじめてくださいと言われます。

②シートの位置を合わせます。(右の下の前側のレバーがスライド)
③背もたれの角度を合わせます。(右下の後ろ側のレバー)私は調整がしませんでしたが…。
④ルームミラーの位置を調節します。
⑤左右のミラーとアンダーミラーの位置を確認しますが、私は独り言でヨシ、ヨシと言いながら指さし確認します。見たことをアピールするのが大事ですから。

⑥ギアをニュートラルにし、⑦ギアレバーを左右に振ってニュートラルを確認したうえで⑧ブレーキとクラッチを踏みながらエンジンをONにします。

⑨ルームミラーで後方を確認したうえで、右合図を出します。
⑩後方の窓からよくは見えませんが後方を確認
⑪左試験官の足元の巻き込み防止窓を確認
⑫左のミラーで左後方を確認
⑬ルームミラーで後方を確認
⑭右ミラーで右後方を確認
⑮右斜め後方を目視確認
これだけの確認をしたうえでスタートします。
ちなみに、私がスタート直後に3番の先の車両出入り口から普通車の講習車両が飛び出してきたので、停車し、出てきた普通車に進路を譲りました。譲るときは手でどうぞの合図を忘れないようにします。
向こうが飛び出してくるのと、こちらがスタートするのがどちらが早いかギリギリのタイミングでしたので、私は譲りましたが、臨機応変な対応が必要で、こちらが明らかに優先な時に譲ろうと停まってお見合いするともたつきになります。必ず手で合図しましょう。更にもちろん急ブレーキはNGです。

一度止まると、先ほどの確認が再び必要でして
①後方窓
②巻き込み窓(ドア下)
③左ミラー
④ルームミラー
⑤右ミラー
⑥右後方目視
を行ってスタートします。

発着点をスタートしたら本線に入りますが、そこで左合図
但し合図の前に必ずルームミラーを確認します。
そして、右ミラー、右後方の振出(オーバーハング)確認(但し、試験車は後輪がほぼ車両後端にあるのでオーバーハングは乗用車並みでほとんどありません。その点大型車と違い楽ですね、少々ハンドル球に切っても全くオシリが当たることありませんので…。じゃ、確認しなきゃよいと思うのですが…)

発着点から左折で本線に入りますが、3車線の外周道路で通常は第1通行帯を走りますが、本日の試験コース3コースはすぐに右折し踏切に入りますので、いきなり中央線寄りの第3通行帯に入ります。
この時、もちろんですが車輪が中央線を踏むと反対車線を走ったということで試験中止になります。ですので第3通行帯に入るとき、ヘッドの頭が中央線を踏まないように注意して(注意するほどでもありませんが…)外周に入ります。

画像②
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次に踏切に入ります。
右折で進入しますが、当然右折時には
30メートル手前迄に合図を出しますが・・・
①ルームミラーで後方確認し、右合図
曲がり始めるところの普通車1台分手前迄を目安に
②左ミラーで後方確認(オーバーハング)
③左目視で後方確認(オーバーハング)
④右ミラーで後方確認(巻き込み確認)
⑤右目視で後方確認(巻き込み死角確認)
右折する際はアンダーミラーを見てヘッド先端と、曲がった先に障害物がある場合はボディーから飛び出してる左ミラーが当たらないかをチェックしながら(コレばかり見ると前方不注意になるのでちらちらと見る)右折を完了させます。
また、交差点で右左折する時は徐行(道交法34条)ですから、右左折時は減速し、すぐに止まれる速度でゆっくり回ります。(おおよそ10~20キロ 状況に応じて上げたり下げたりします)
特に、2種の場合はメリハリが大切ですから、直線では短くてもしっかり加速し、交差点ではしっかり減速することが必要です。(普通に走るときは前方の信号が赤だったり、ちょっと行ってすぐ曲がる時にはゆっくり行きますが、運転免許試験では加速できるところは短くてもいったんしっかり加速し、減速することを意識しないと”もたつき”の指摘となります)

画像③
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踏切はもちろん一時停止し左右確認します。
また必ず、窓を全開させます。窓を閉めるのはボディがすべて踏切を渡り終えてから、それまでは締めてはいけません。広島試験場の場合、どのコースでも右折進入し、右折して出ますから、右折が完了するまで窓を閉めないようにします。

一時停止し、窓を開け、右、左、右と確認、そして広島試験場の場合、踏切を出て右折するのですが踏切を出て、交差点までのスペースにボディが収まりませんので、渡った向こうの道路を車が通ってないか確認が必要です。
私が試験の時は、某自動車学校の指導員教習(多分指導員になるための教習)が行われており、某自動車学校の名前が大きく書かれた車が合図を直前まで出さない車が外周から進入してきて焦りましたが、踏切を敢えてゆっくり走ると、向こうが気づき、だいぶ手前で止まって、道を譲ってくれました。(始まる前に上から見てたら運転かなり下手なのでヤバイと思ってましたし、どこかの自動車学校が中型の指定前教習で来てたので、その指導員もありゃ酷いなぁ・・・と言ってました。しかし、その中型の指定前の人たち、試験前に待合室でギャーギャーうるさくてひんしゅく買ってました)
なので、譲ってくれた車に会釈で挨拶して右折し踏切を脱出しました。
これ、交差点手前で止まると踏切停止で即アウトですから注意が必要です。特に広島試験場は違反者講習など一般の運転者が白いアクセラで緑色の講習中表示の三角錐を天井に乗せた車がいると、交通ルール無視して走るので注意が必要です。
踏切手前でトロトロするともたつき指摘されますし…。
踏切はそんなに傾斜ありませんし、特にサイドブレーキを引く必要はありません。

ちなみに牽引は坂道発進はありませんが、坂道発進あってもトラックの場合サイドブレーキを引かなくても坂道発進は可能です。ディーゼルでトルクフルですし、なんせ空荷ですから。
ブレーキ踏んで、ゆっくりクラッチつなぐと半クラッチの状況すぐにわかりますし、そこでゆっくりブレーキ外せば少しずつ前に出ますから。
なので、踏切は普通にブレーキ踏んで止まり、左右確認だけでOKです。

記事が長くなるので、また続きます。
しばらくけん引免許取得編になりますが、メールでのリクエスト結構あるので更新頻度高めてやっていきますのでハイエースネタご希望の方。今しばらくご容赦ください。


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