L175S ムーヴ リアブレーキシュー交換 [L175S ムーヴ]
先日、私の師匠、関東にお住いのSさんから季節のお便り頂きました。
自家製ブルーベリー。
ブルーベリーってデリケートだし、収穫大変なんですよね。一つ一つ摘み取って。
私の友達も、ブルーベリー農園作ろうとしましたが、酸性土壌で管理が難しいのと、摘み取りが大変なので諦めました。
また、以前、旅先、確か鹿児島だったと思いますが、ブルーベリー無料摘み取りって行ったら、なぜ無料?って聞いたら、出荷用を摘み取った残りだそうで、すべて摘み取るのが大変なんだと聞きました。
話がそれましたが、そんな師匠からブルーベリーと、師匠の妹さんがこれまた神業で作るビーズの飾りを頂きました。
これ、毎年干支を頂くんですが、すごいんですよ。プロの技です。
そんな師匠も、乗り換えに向け色々されてるみたいで、ご本人もですが私も楽しみにしています。
ところで、先般、車検を受けたムーヴ
車検時の点検でリアブレーキシューの残りが1ミリということでブレーキシューを交換しました。
ちなみに、、ムーヴのリアブレーキはドラムブレーキ
ドラムブレーキには、左右それぞれ2つずつ、4つのブレーキシューが使われています。
しかし、構造上、通常のブレーキ操作で減るのは前側のリーディングシューのみ。
ドラムブレーキにはリーディングシューとトレーディングシューの2種類あり、基本的には交換が必要なのは、倍力効果がある前側のリーディングシューのみです。
曙ブレーキホームページhttps://www.akebono-brake.com/product_technology/product/automotive/drum/より
ドラムブレーキ作動の仕組み
足元のブレーキペダルを踏んだ力は、ブレーキブースター(倍力装置)で力を増し、マスターシリンダーによって液圧(油圧)に変換されます。その圧力は、ブレーキオイル(ブレーキフルード)で満たされている配管を通って伝わり、4つの車輪に装着されたブレーキ内のピストンを押す力となります。ピストンは、摩擦材であるブレーキライニングを、車輪とともに回転するブレーキドラムの内側に押しつけます。回転するドラムの内側にライニングが押しつけられることによって、車輪の回転が止まり、クルマが減速・停止します。
リーディングトレーリングタイプ ドラムブレーキ
ドラムの回転方向に押しつけられるブレーキシューをリーディング(一次)シュー、その逆側に配置されているシューをトレーリング(二次)シューと呼びます。ドラムの回転方向に押しつけられるリーディングシューは、回転により押しつけられる力がさらに強まるため、より強い制動力を発揮します。これがサーボ作用(自己倍力作用)と呼ばれる、ドラムブレーキの強い制動力を生み出す働きです。
ホイールシリンダーが1つ配置され、中に組み込まれたピストンが、油圧の力でリーディングシューとトレーリングシューを押す機構のドラムブレーキをリーディングトレーリングタイプと呼びます。
前進時と後進時に、それぞれ片側のシューがリーディングシューとトレーリングシューとして作用するため、前進時と後進時の制動力に差が出ないという特徴があり、そのため安定した制動力が得られます。 一般に、乗用車のリアブレーキに使用されています。
ハイエースもリアブレーキは同じドラムブレーキです。
ハイエースもブレーキシューを交換していますのでまた記事にしますね。
さて、それではムーヴの交換に入ります
ホイールを外し、ドラムを外しますが、この時、サイドブレーキは解除しておきましょう。
サイドブレーキがかかった状態だと、シューが外に押し出された状態なので絶対外れません。
外れない場合は、2つ穴にボルトをねじ込むとドラムが外れますが、今回は車検で点検後すぐでもあったので簡単に外れました。
この通り、ブレーキシューは前側と後ろ側両方ついてます
外す前に、ばねがどこにかかっているかチェックしておきます。
どうやらこの時期のダイハツ車は緑色のマーカーで組付け時に印をつけているようですので、このしるしを参考にバネをかけてやるとOKですね。
また、自動調整装置の調整に当たって、ちょうどよいところがマジックで印がしてあります。
この上と下のスプリング両方外す必要があります
左の上のバネも2つとも外します。
画像ではホイールシリンダーが汚れてますが、フルード漏れではなくラバーグリスによるものです
このばねも外します。
後ろにはサイドブレーキのばねも見えますね
Cワッシャにもマーキングがしてあります
まずはブレーキシューに掛っている3本のスプリングを外します。
かなり強いスプリングなので、外すのも取り付けも特殊工具がないとしんどいです
こういう、スプリング外しツールは絶対ある方が良いですね
このツールをスプリングの先に引っ掛けてスプリングをはずします
こうして横向きのスプリングを外したら、次はシューが止めてある部分を外します。
ここもばねの先に皿がついてるので、ばねを押さえて皿を回すと簡単に皿が取れます。
この時裏からピンを押さえておくと作業が簡単です
これもSSTがありますが、裏からピン触って皿を回せばよいのでSSTはなくても十分に取り外しは可能です。
車検で清掃してあるとはいえ、ドラム内はシューの粉で汚いので、この辺から手が汚れ写真が減ってます。
サイドブレーキワイヤーも引っ掛けから外し、シューを取りました
錆びてる部分はシューが当たる部分です。組付け時にグリスアップが必要です。
外したシューです、左右でちび方が違うでしょ?
トレーディング側は残り山も多いので、今回はリーディング側のみ交換とします
残りが少ないのが新品との比較でお分かりいただけますね
シューの取り外しの最大の試練はCワッシャの取り外し
隙間があればマイナスドライバーで抉りますが、そうでない場合、マイナスドライバーをノミのように当て、トンカチでとんとん叩いて外します
最初はおまたを拡げ
この方向でマイナスドライバーを置きトンカチでたたきます
その後、こんな感じでノミのようにドライバーを当てて開きます
Cワッシャは基本的に再使用不可。新しいものを調達しましょう
新しいCワッシャを使い、金具を移植し、元通り取付します
右が交換したシュー、左が今回交換を見送ったシューです
使用したシューです
MK樫山の純正同等品です
こんなにちびてました
自家製ブルーベリー。
ブルーベリーってデリケートだし、収穫大変なんですよね。一つ一つ摘み取って。
私の友達も、ブルーベリー農園作ろうとしましたが、酸性土壌で管理が難しいのと、摘み取りが大変なので諦めました。
また、以前、旅先、確か鹿児島だったと思いますが、ブルーベリー無料摘み取りって行ったら、なぜ無料?って聞いたら、出荷用を摘み取った残りだそうで、すべて摘み取るのが大変なんだと聞きました。
話がそれましたが、そんな師匠からブルーベリーと、師匠の妹さんがこれまた神業で作るビーズの飾りを頂きました。
これ、毎年干支を頂くんですが、すごいんですよ。プロの技です。
そんな師匠も、乗り換えに向け色々されてるみたいで、ご本人もですが私も楽しみにしています。
ところで、先般、車検を受けたムーヴ
車検時の点検でリアブレーキシューの残りが1ミリということでブレーキシューを交換しました。
ちなみに、、ムーヴのリアブレーキはドラムブレーキ
ドラムブレーキには、左右それぞれ2つずつ、4つのブレーキシューが使われています。
しかし、構造上、通常のブレーキ操作で減るのは前側のリーディングシューのみ。
ドラムブレーキにはリーディングシューとトレーディングシューの2種類あり、基本的には交換が必要なのは、倍力効果がある前側のリーディングシューのみです。
曙ブレーキホームページhttps://www.akebono-brake.com/product_technology/product/automotive/drum/より
ドラムブレーキ作動の仕組み
足元のブレーキペダルを踏んだ力は、ブレーキブースター(倍力装置)で力を増し、マスターシリンダーによって液圧(油圧)に変換されます。その圧力は、ブレーキオイル(ブレーキフルード)で満たされている配管を通って伝わり、4つの車輪に装着されたブレーキ内のピストンを押す力となります。ピストンは、摩擦材であるブレーキライニングを、車輪とともに回転するブレーキドラムの内側に押しつけます。回転するドラムの内側にライニングが押しつけられることによって、車輪の回転が止まり、クルマが減速・停止します。
リーディングトレーリングタイプ ドラムブレーキ
ドラムの回転方向に押しつけられるブレーキシューをリーディング(一次)シュー、その逆側に配置されているシューをトレーリング(二次)シューと呼びます。ドラムの回転方向に押しつけられるリーディングシューは、回転により押しつけられる力がさらに強まるため、より強い制動力を発揮します。これがサーボ作用(自己倍力作用)と呼ばれる、ドラムブレーキの強い制動力を生み出す働きです。
ホイールシリンダーが1つ配置され、中に組み込まれたピストンが、油圧の力でリーディングシューとトレーリングシューを押す機構のドラムブレーキをリーディングトレーリングタイプと呼びます。
前進時と後進時に、それぞれ片側のシューがリーディングシューとトレーリングシューとして作用するため、前進時と後進時の制動力に差が出ないという特徴があり、そのため安定した制動力が得られます。 一般に、乗用車のリアブレーキに使用されています。
ハイエースもリアブレーキは同じドラムブレーキです。
ハイエースもブレーキシューを交換していますのでまた記事にしますね。
さて、それではムーヴの交換に入ります
ホイールを外し、ドラムを外しますが、この時、サイドブレーキは解除しておきましょう。
サイドブレーキがかかった状態だと、シューが外に押し出された状態なので絶対外れません。
外れない場合は、2つ穴にボルトをねじ込むとドラムが外れますが、今回は車検で点検後すぐでもあったので簡単に外れました。
この通り、ブレーキシューは前側と後ろ側両方ついてます
外す前に、ばねがどこにかかっているかチェックしておきます。
どうやらこの時期のダイハツ車は緑色のマーカーで組付け時に印をつけているようですので、このしるしを参考にバネをかけてやるとOKですね。
また、自動調整装置の調整に当たって、ちょうどよいところがマジックで印がしてあります。
この上と下のスプリング両方外す必要があります
左の上のバネも2つとも外します。
画像ではホイールシリンダーが汚れてますが、フルード漏れではなくラバーグリスによるものです
このばねも外します。
後ろにはサイドブレーキのばねも見えますね
Cワッシャにもマーキングがしてあります
まずはブレーキシューに掛っている3本のスプリングを外します。
かなり強いスプリングなので、外すのも取り付けも特殊工具がないとしんどいです
こういう、スプリング外しツールは絶対ある方が良いですね
このツールをスプリングの先に引っ掛けてスプリングをはずします
こうして横向きのスプリングを外したら、次はシューが止めてある部分を外します。
ここもばねの先に皿がついてるので、ばねを押さえて皿を回すと簡単に皿が取れます。
この時裏からピンを押さえておくと作業が簡単です
これもSSTがありますが、裏からピン触って皿を回せばよいのでSSTはなくても十分に取り外しは可能です。
車検で清掃してあるとはいえ、ドラム内はシューの粉で汚いので、この辺から手が汚れ写真が減ってます。
サイドブレーキワイヤーも引っ掛けから外し、シューを取りました
錆びてる部分はシューが当たる部分です。組付け時にグリスアップが必要です。
外したシューです、左右でちび方が違うでしょ?
トレーディング側は残り山も多いので、今回はリーディング側のみ交換とします
残りが少ないのが新品との比較でお分かりいただけますね
シューの取り外しの最大の試練はCワッシャの取り外し
隙間があればマイナスドライバーで抉りますが、そうでない場合、マイナスドライバーをノミのように当て、トンカチでとんとん叩いて外します
最初はおまたを拡げ
この方向でマイナスドライバーを置きトンカチでたたきます
その後、こんな感じでノミのようにドライバーを当てて開きます
Cワッシャは基本的に再使用不可。新しいものを調達しましょう
新しいCワッシャを使い、金具を移植し、元通り取付します
右が交換したシュー、左が今回交換を見送ったシューです
使用したシューです
MK樫山の純正同等品です
こんなにちびてました
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